パン作りの基本!材料のひみつを知ろう💡
「パン作りって難しそう…」と思っていませんか?🍞✨
実は、パンの材料はとってもシンプル。でも、材料それぞれに大切な役割があるんです!
今回は、パン作りに欠かせない基本の材料について解説します💛
パンの基本材料とその役割 🌾
① 小麦粉(粉類)— パンの主役!
パンの基本となるのが 小麦粉!でも、小麦粉にもいろんな種類があって、それぞれパンの仕上がりに影響します✨
🔹 小麦粉の種類と違い
種類 | たんぱく質量(グルテン) | 食感の違い | こんなパン向き! |
---|---|---|---|
最強力粉 | 13.5%以上 | もっちもち&がっしり💪 | ベーグル・高加水パン・パネトーネなど |
強力粉 | 11.5~13.5%くらい | もっちり&ふんわり💛 | 食パン・ふわふわ系パン・バターロールなど |
準強力粉 | 10.5~11.5%くらい | やや軽め&しっかりした食感✨ | バゲット・カンパーニュ・ハード系パンなど |
中力粉 | 9~10%くらい | しっとり&もっちり🥖 | うどん・もっちり系パン |
薄力粉 | 7~9%くらい | ふわふわ&さっくり🍪 | お菓子・スコーン・軽めのパン |
全粒粉 | 強力粉と同じ or それ以下 | 香ばしくて歯ごたえUP🌾 | ハード系・風味を出したいパン |
🔹 最強力粉・強力粉・準強力粉の違い
- 最強力粉 は グルテンが多く、弾力のある生地 になるから、ベーグルみたいなムギュッとした食感に✨💪
- 強力粉 はパン作りの王道! ふんわり&もっちり食感に仕上げたいときに💖
- 準強力粉 は軽め&噛みごたえがあるパン向き!バゲットやカンパーニュにぴったり🥖✨
🔹 小麦粉を変えるとどうなるの?
✅ 食パンやソフトパンに薄力粉を混ぜると → 歯切れの良いすっきりした食感に✨
✅ バゲットを強力粉で作ると → グルテンが強くなりすぎて、バリッと感が減る💡(準強力粉が◎)
✅ 全粒粉をブレンドすると → 香ばしさUP!でも入れすぎると膨らみにくくなるから注意✨
💡 ポイント
- 強力粉はグルテンが多めだから、よく膨らんでふわふわ食感に!
- 準強力粉は、強力粉よりちょっぴり軽めで歯切れがよくなる から、フランスパンやハード系にぴったり💖
🔹 国産小麦 vs 外国産小麦の違いと特徴 🌾
小麦の種類の中でも小麦粉には 「国産小麦」 と 「外国産小麦」 があります!それぞれの特徴を知ると、自分好みのパン作りができるようになりますよ✨
国産小麦 🇯🇵 | 外国産小麦 🌎 | |
---|---|---|
風味 | 香ばしくて甘みがある🌾 | クセが少なく、すっきり✨ |
食感 | もっちり&しっとり💛 | ふんわり&軽め🎈 |
グルテンの強さ | やや弱め(ダレやすいことも💦) | 強めで安定感◎ |
吸水率 | やや低め(水を控えめに調整) | 高め(水を多めに入れると◎) |
パン作りのコツ | 長めのこね・しっかり発酵がポイント💡 | こねすぎ注意!ほどよく仕上げるのが◎ |
💡 ポイント
- 国産小麦は、やわらかく風味豊か💛 → もちもち食感が好きな人におすすめ!
- 外国産小麦は、ふんわりボリューム◎ → ふかふかの食パンや菓子パン向き!
⚠️ 国産小麦の注意点 ⚠️
✅ グルテンが弱め → 生地がダレやすい から、こねすぎず長めに発酵をとると◎
✅ 吸水が少なめ → いつもより水を控えめにするとちょうどいい(粉の種類によりますが5~10%減らすと◎)
✅ 膨らみが控えめ → じっくり発酵させて、気泡を壊さないように優しく成形するとふんわり仕上がる
⚠️ 外国産小麦の注意点 ⚠️
✅ グルテンが強め → こねすぎると 生地が締まりすぎる ことも💦
✅ 吸水が高め → 水分を多めにすると、よりふんわり&しっとりに!
✅ 海外の製粉方法で風味が控えめ → バターやはちみつを少し足すとコクがUP!
② 水(または牛乳など)
生地をまとめてくれる大切な存在 !!水の温度が違うと発酵スピードも変わります!
- 水 → すっきり軽めの食感🍞
- 牛乳 → まろやかで優しい甘み🐄
- スキムミルク→さっぱりした風味💕
- 豆乳 → コクが出てちょっぴりヘルシー✨
③ 酵母(イースト・自家製酵母)
パンをふわふわにしてくれる力!
- ドライイースト は手軽で安定!
- 自家製酵母 は香りが豊かで個性的♪ 時間が経過しても風味が落ちない&パサつきが気にならない✨(ちょっとお世話が必要🌱)
📌 自家製酵母の起こし方や、育て方も紹介しています!詳しくはこちらから⬇️
④ 塩
🔹 塩の役割って?
塩はパン作りにとって とっても大事な材料!いくつかの重要な役割があるよ💡
✅ パンの味を引き締める! → ほんのり塩気があることで、小麦の甘みや風味が引き立つ✨
✅ グルテンを引き締める! → 生地の弾力がUPして、ダレにくくなる💪
✅ 発酵をコントロールする! → 酵母の働きを適度に抑えて、発酵しすぎを防ぐ⏳
✅ 焼き色をキレイにする! → こんがりとした美味しそうな焼き色に🍞✨
🔹 塩を入れるときの注意点
❌ イーストと直接触れさせない!
→ 塩はイーストの働きを抑える 性質があるから、直接触れると発酵が弱くなることも💦
💡 対策 → 塩とイーストは分けて入れる!
✅ 先に粉と混ぜるか、イーストと塩を離して加えると安心✨
💧 水と一緒に入れすぎない!
→ 水に直接塩を溶かしてしまうと、発酵が進みにくくなることも😲
💡 対策 → できるだけ粉を混ぜてから加える!
🥄 塩の量はしっかり計量!
→ 塩が少なすぎると、ぼやけた味&生地がベタつく💦
→ 逆に多すぎると、発酵が進みにくくなって硬いパンに😢
💡 基本の目安 → 小麦粉の1.5~2%がベスト!(例:粉500gなら塩7.5~10g)※私は1.8%くらいで、パンによっては2%くらいにしてます!
⑤ 砂糖・甘味料
甘みをプラスするだけじゃなく、酵母のごはんにもなる大事な材料💖
- 砂糖 → 優しい甘さとしっとり感🍬
- はちみつ → しっとり&風味UP🐝
- メープルシロップ → ほのかなコクがたまらない🍁
⑥ たまご
💡 たまごの役割と使い方 💡
🔹 生地に入れる場合
たまごを生地に加えると、パンの食感や風味が変わります✨
✅ ふんわり&しっとり感UP! → 卵黄の脂肪分で 生地がしっとり柔らかくなる
✅ リッチな味わいに! → ほんのりコクが出て、甘みや風味がUP
✅ 焼き色がつきやすい! → たんぱく質と糖が反応して、こんがりキレイな焼き色に
✅ 生地の伸びがよくなる! → グルテンの形成を助けて、なめらかな生地になる
⚠️ たまご入り生地の注意点 ⚠️
❌ 入れすぎると発酵しにくくなる💦(水分量を調整しながら使おう!)
✅ 卵を入れる分、水の量を少し減らすとバランス◎(卵1個=水約50g分として計算)
💡 たまご入りのおすすめパン
ふわふわのリッチ系パン(ブリオッシュ・バターロール・菓子パン)
🔹 塗り玉(仕上げに塗る場合)
焼く前に表面に塗ると、焼く上がったパンがコーティングさせるので時間が経過してもパサパサになりにくく、ツヤツヤ&色よく仕上がります💛
✅ 時間がたってもパサつきにくい! → 表面をコーティングしてくれるので水分が逃げにくい✨
✅ ツヤツヤ&キレイな焼き色! → 表面がなめらか&ピカピカ✨
✅ パリッとした食感になる! → たまごのたんぱく質が焼き固まる💡
💡 塗り玉の種類と仕上がりの違い
種類 | 仕上がりの特徴 |
---|---|
全卵(黄身+白身) | ツヤ&しっかり焼き色💛(定番) |
卵黄のみ | 濃いめの焼き色&リッチな見た目✨ |
卵白のみ | 軽いツヤ&ほんのり白っぽい仕上がり |
卵+牛乳(or 水) | 優しい焼き色&柔らかい質感💡 |
💡 塗り玉のコツ
✅ 焼く直前に塗ると◎(早すぎると乾いてムラができやすい💦)
✅ 茶こしでこしてから塗ると、ダマなくキレイに✨
✅ 柔らかく仕上げたいときは、卵に少し牛乳を混ぜると◎
💡 塗り玉が合うパン
🥐 クロワッサン・ブリオッシュ(ツヤ&焼き色を出したいパン)
🍞 バターロール・菓子パン(リッチな仕上がりに!)
⑦ 油脂(バター・オイルなど)
生地をしっとり&リッチにしてくれる秘密のエッセンス✨
- バター → 風味たっぷり&リッチな食感💛
- オリーブオイル → 軽やかで香ばしい🌿
- ショートニング→ サクサク、パリッととした食感に🍞
- 入れないと → ハード系に多く、外はパリッと中はふんわり食感に✨
⑧その他の材料
🔹 モルトシロップ🔹
1. モルトシロップとは?
モルトシロップ(麦芽糖シロップ)は、大麦や小麦などの穀物を発芽させて酵素の働きで糖化させたもの。主成分は麦芽糖(マルトース)で、パン作りやお菓子作りに使われます✨簡単に言うと大麦などの穀物からできた天然の甘~いシロップ🌾扱いやすい粉末状の「モルトパウダー」もありますよ💛
2. 役割
🍞 モルトシロップの効果 | ✨ どんなメリット? |
---|---|
🌟 発酵をサポート | 酵母が元気に動いて、生地がよく膨らむ!💪 |
🔥 焼き色アップ | こんがりキツネ色の美味しそうなパンに🥖✨ |
😋 風味が豊かに | ほのかな甘みと香ばしさがプラス🍯 |
💧 しっとり長持ち | パンの水分をキープして、パサつきを防ぐ💦 |
✅ 発酵の促進 → 麦芽糖は、酵母のエネルギー源になるり💪発酵を活性化して安定した発酵を促してくれます🌟
✅ 焼き色を良くする! → 焼成時にカラメル化やメイラード反応(アミノ酸と糖の反応)を促進し、パンのクラスト(表皮)がこんがりと焼き上がる🔥 特にハード系のパン(カンパーニュ、バゲットなど)に◎
✅ 風味の向上 → ほのかな甘みや香ばしさが加わり、味わいが深くなる 😋
✅ 生地の保水性を高める → 生地が乾燥しにくくなり、焼き上がりのしっとり感が増す💧 パンの老化(パサつき)を抑える効果もあります✨
3. 使い方のポイント
- **小麦粉の0.2~1%**を目安に入れる(例:粉200gなら0.4~2g)
- 水に溶かしてミキシング時に混ぜる or 酵母のエサとして使う
- 入れすぎ注意! → 発酵が進みすぎて生地がダレることも💦
4. モルトシロップがないときは?
代わりに使えるものはこちら👇
- はちみつ → 発酵促進&ほんのり甘み✨
- 水あめ → しっとり感UP 💧
💡 ポイント 💡
モルトシロップは発酵の促進、焼き色の向上、風味アップ、保水性向上などの効果があり、特にハード系のパンに最適!🥖適量を守ることで、パンの品質がグッと向上しますよ!✨

↑↑『元種・オーバーナイト法「カンパーニュ」』の作り方はこちらから♪
材料を変えてアレンジしてみよう🎵
シンプルな材料でも、組み合わせを変えるだけで いろんなパンが楽しめますよ💕
- しっとりふわふわ → 牛乳+バター でリッチに💛
- さっくり軽やか → 薄力粉+オリーブオイル でおしゃれパンに✨
- もっちり噛みごたえ → 全粒粉やライ麦粉をプラス 🌾
まとめ
📌 おさらい
✅ 小麦粉の種類だけでなく、国産か外国産かで仕上がりが変わる!
🌾 国産小麦 → 香ばしくて もちもち&しっとり!少し水を控えめに✨
🌾 外国産小麦 → 軽やかで ふんわり&ボリューム◎!こねすぎ注意!
✅ 塩とイーストは直接触れさせない!
どんなパンを作りたいかで、粉を選んでみるのも楽しいですよ✨
いろんな小麦粉で試して、お気に入りの配合を見つけてみてくださいね🍞💖
📌 次回からは、いよいよ『パン作りの基本!③パン作りの工程ーその1ー「ミキシング」(捏ねる)・生地作り』についてお伝えしていきます!✨
📌 色んなレシピを紹介しているのでのぞいてみてね!
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